たにーです。
先日、子供に「ガラケーってなに?」と聞かれました。
「じゃあ、なんでガラケーっていうの?」
……。
ということで、ガラケーについて今さらながら調べてみることに。
ガラケーって何?意味や由来を調べてみた
「ガラケー」は、ガラパゴス携帯を略した言い方です。
では、なぜガラパゴス携帯と言うのでしょうか?
ガラパゴスとは、言うまでもなくガラパゴス諸島のこと。
ガラパゴス諸島は、他の島と隔離された環境にあったため、独自の進化を遂げた生物が多いことで有名です。
つまり、ガラパゴス化した携帯、「ガラケー」ということです。
ガラケーの由来は?
では、なぜこの「ガラケー」という言葉ができたのでしょうか?
一説によると、Appleのスマートフォン「iphone」が日本に参入してきた2007年ごろ、スマホと対比させるためにつくられた言葉だ、とのことです。
最近では、ガラケーのことを「フィーチャーフォン」とも呼んだりしますよね。
フィーチャーフォンとは、もともと海外で使われていた高機能な携帯電話を指す言葉とのこと。
なので、ガラケーとフィーチャーフォンは同じものだという認識でOKです。
ガラパゴス化するとどうなる?
製品がガラパゴス化すると一体どうなるのか?
製品が進化することは、消費者にとって良いことかもしれません。
ですが、その進化が国際標準に合わなければ、当然製品の国際競争力は弱くなります。
グローバル化する経済において、国際競争力の低下は致命的です。
そのような製品は、海外で戦えないため、結局国内で消費するしかありません。
高齢化し人口の減少する日本において国内だけの需要に頼っていてはビジネスの拡大もできないでしょう。
世界を相手に勝負できる製品を持たなければ、日本の競争力はますます弱くなります。
将来的に国際的な立場も危うくなる可能性だってあるわけです。
ガラパゴス化した日本の代表的工業製品とは?
ちなみに、ガラパゴス化している日本の特徴的な工業製品に軽自動車があります。
最近の軽自動車はとても高性能で普通車と変わらないくらい品質の良いものが増えていますよね。
税金や燃費など維持費の安さも相まって、軽自動車の市場はとても盛り上がっています。
ただ、それとともに価格もどんどん高くなってきていますが….。
で、話を戻すと、この軽自動車がなぜガラパゴス化しているのでしょうか。
それは、軽自動車の規格が、実は日本独自のものだからです。
なので、海外の自動車メーカーは日本の軽自動車市場に参入できない、ということなのです。
TPPでも、そのあたりが争点になっていましたよね。
もっとも、将来的に人口が減少し需要も縮小していくのが確実な日本市場に、資本を投下して参入するメーカーが今後現れてくるのかは、はなはだ疑問ではありますが。
まとめ
ガラケーだけでなく、日本には世界に誇る素晴らしい製品がいっぱいあります。
これらを、日本だけで消費するのは本当にもったいないです。
良い製品は、どんどん世界にアピールしていって欲しいと思います。
今、日本は人口の減少にともないマーケットも縮小しつつあります。
そして、将来的にはこれがさらに加速していくことは間違いありません。
今まで以上に海外に目を向け、世界標準で物事を考え、国際的な競争力を鍛えていく必要があるのではないでしょうか。
僕自身も、世界的な視野で物事を考える思考を身に付けたいと思います!