こんにちは、たにーです。
この記事では、「文章を早く書くコツ」を、具体的な6つのポイントに絞って解説していきます。
僕は、2015年にコピーライターとして仕事を始めたのですが、当時は文章を書くのが遅くて本当に悩んでいました。
なぜ書くのが遅いのか、そして、どうすれば早く書けるのか。
その原因を自分なりに考え、いろいろ試行錯誤してきた結果、今ではその悩みを解決することができています。
今回ご紹介するのは、僕自身が実践して効果のあった方法です。
もし書くスピードで悩んでいるなら、ぜひ試してみてください。
文章を書くのに時間がかかってしまう原因
では、まずなぜ文章を書くのに時間がかかってしまうのか、その原因についてお伝えします。
僕の経験上、原因は大きく分けてこの6つです。
2.書く準備ができていない
3.時間を区切らない
4.環境が悪い
5.書きながら修正している
6.クオリティにこだわりすぎる
1.リサーチが不十分
スムーズに文章を書くには、事前のリサーチがかなり重要です。
テーマや商品について熟知しておかなければ、そもそも文章を書くこともできませんし、適当に書いたのでは売れるものも売れません。
いちいち調べながら書いていて時間がかかる、というケースも多いですね。
2.書く準備ができていない
セールスレターやランディングページを書き上げるためには、書く前にしっかりと準備をしておかなければなりません。
何も考えずに勢いで書き出しても、まず書けないです。
思いつきで書き進めていった結果、文章の流れや論理が破綻してしまっているというケースもよくあります。
「書けない」と悩んでいる人の多くが、そもそも準備が足りていないのです。
3.時間を区切らない
書くのが遅い人には「時間を区切らない」という傾向があります。
「パーキンソンの法則」をご存じでしょうか。
時間があればあるだけ使ってしまう、というような法則です。
いくら時間があっても、時間を区切らなければ結局締め切りギリギリまでダラダラと書き続けてしまうんですね。
4.環境が悪い
ライティングに集中できない環境で書いている人も多いです。
例えば、会社で不特定多数の人に話しかけられるような場所や、SNSやメールの通知がなったり、電話が鳴ったら出なければいけないなど。
一度集中力が途切れると、元に戻るまでに20分はかかると言われています。
このような状況だと、いつまで経っても集中できず、能率も上がっていきません。
結果として書くのに時間がかかってしまう、ということになってしまいます。
5.書きながら修正している
書いた文章を、その場で読み返して修正する。
これも、結構やりがちです。
よくある例えですが、自動車のアクセルを踏みながら同時にブレーキを踏んでいるようなもので、これではスピードは上がっていきません。
6.クオリティにこだわりすぎる
文章のクオリティにこだわりすぎるのも、必要以上に時間がかかってしまう原因です。
僕もそうなのですが、セールスレターやコピーは一つの作品みたいに思っていて、いかに美しく仕上げるか、みたいなところに必要以上にこだわってしまうんです。
それこそ、句読点の位置まで細かく修正したりします。
でも、そんな細かなところにこだわったところで、売り上げに大きなインパクトがあるかというと正直そんなことはほぼありません。
大事なのは費用対効果です。
クオリティにこだわりすぎても売り上げに繋がらなければ意味がないので、その辺のバランスを考えながら書く必要がありますね。
かけた時間に対してどれくらいのリターンを期待できるのか、という視点が大事になります。
文章を書くスピードを限界までアップする方法
僕は最初のころ、これまで紹介してきたことの「すべて」をやってしまっていました。
なので、文章を書くのがめちゃくちゃ遅かったのです。
とにかく時間をかけることでカバーしてきましたが、そうすると生産性が上がらないので、できる仕事量も限られてしまいます。
書くのが遅いと、どんどん仕事が溜まっていくだけじゃなく、最悪の場合オファーを断らないといけなくなりますから、やっぱり書くのが早いに越したことはありません。
ということで、ここからは「どうすれば文章を書くのが早くなるのか」についての具体的な方法をお伝えしていきます。
といっても、基本的には逆のことをすればいいだけなんですけどね。
2.環境を整える
3.文章のアウトラインを作成する
4.ちょっと厳しめのデッドラインを設定する
5.書き出したらストップしない
6.クオリティを気にせずとりあえず書き上げる
書くスピードを上げるポイントは、上記の6つです。
では、一つづつ説明していきます。
1.十分なリサーチをしておく
ライティングは、ほぼリサーチで決まるといってもいいくらい事前のリサーチは重要です。
じゃあ、どれくらいリサーチすればいいのかというと、全体の4割くらいはリサーチに当ててもいいと思います。
リサーチさえ十分にできていれば書くのに困らないので、必然的に書くスピードも上がります。
とはいえ、リサーチを突き詰めていくといくら時間があっても足りないので、リミットを決めてリサーチすることが大切ですね。
2.環境を整える
文章を書く環境を整えることも大切です。
SNSやメール、電話の通知はオフにしておくのはもちろん、極力人に会わない場所を選ぶとか、ライティングの邪魔をされない環境を自分でつくりだし、集中力を維持できるようにします。
一度集中が切れてしまうと、生産性は一気に低下してしまいます。
自分が集中できるのはどんな環境かというのを把握しておくことも有効ですね。
集中力は自分の意志でコントロールするのが難しいので、環境を整えるのが一番簡単で手っ取り早いです。
ライティングはカフェでやる、など自分なりのルーティーンを決めておくと、それが習慣化されより書きやすい環境づくりにも繋がります。
もし集中力が切れてきたときは場所を変えてみる、というのも有効なのでぜひ試してみてください。
3.文章のアウトラインを作成する
これから書く文章のアウトラインを事前に作成しておきます。
そうすることで、手が止まることなく書くことが可能です。
もし詰まってしまったら、書きやすいところから書くということもできますからね。
時間を無駄にすることなく最大限に活用できます。
4.ちょっと厳しめのデッドラインを設定する
デッドラインとは、要するに締め切りのことです。
より書くスピードを上げるには、パートごとの締め切りを設定するというのも有効です。
例えば、セールスレターを書く場合なら、オープニング3時間・ボディコピー3時間・ボレット3時間、というような感じで。
このデッドラインを設定する際のポイントが、ちょっと厳しめにするということです。
できるかできないか微妙なラインで設定することで、よりパフォーマンスを高める効果があります。
また、単純に時計を見える場所に置いておくだけでも効果があったりするので試してみてください。
5.書き出したらストップしない
先ほどのアクセルとブレーキの話の続きになりますが、書き出したらとにかくストップせずに書き続けるのがポイントです。
誤字脱字も無視して書き続けます。
一度思考をストップしたり巻き戻したりすると、せっかく頭に浮かんでいたアイデアや文章が消えてしまうことにもなってしまいます。
一番生産性が高まるのは、頭が空っぽのときです。
とにかく頭の中にあるものを出し切ってしまってください。
また、ライティングにはリズムも重要です。
リズムが狂うと、ライティングははかどりません。
修正は後からいくらでもできるので、まずは頭に浮かんだことをとにかく文字にしていくことが大切になります。
6.クオリティを気にせずとりあえず書き上げる
下書き→修正→仕上げというステップは、文章を書くうえでのスタンダードな流れです。
一発で完成を目指すのではなく、まずはざっとでいいのでとりあえず書き上げて、そこから加筆修正をして仕上げていきます。
単語や文節ごとに修正をしながら書き進める人もいたりしますが(以前の僕です…)、このような書き方は限りなく非効率です。
まずは、とにかく最後まで一通り書き上げる、ということを意識してみてください。
これらを追求していくことで、少しずつ書くスピードが早くなっていき、最終的にはスキルの限界まで文章を書くスピードを高めることが可能となります。
文章を早く書くコツ:番外編
番外編として、ライティングをより早く効率的にするためのポイントを追加で紹介しておきます。
・アイデアを常に書き留めておく
・潜在意識を活用する
・書けるところから書く
・タイピングスピードを上げる
番外編のポイントは、上記5つです。
上から順番に説明していきます。
・自分の書くスピードを把握しておく
自分がどれくらいの時間でどれくらいの量を書けるのかを把握しておくというのは大切です。
これを把握しておかないと、有効なデッドラインを設定することもできませんし、スケジュールも立てられません。
例えば、1時間でどれくらいのコピーを書けるのか、というような。
逆に言えば、これを把握しておくと、仕事が格段に効率的に進められるようになるだけでなく、自分のスキルアップを数字で判断できるようになるので、定期的に自分のパフォーマンスを客観的に数値化して確認しておくことをオススメします。
・アイデアを常に書き留めておく
アイデアは、突拍子もなく突然降ってくるものです。
その瞬間を逃すことなく、すかさず書き留めておくようにしてください。
後から思い出そうとしても、まず無理です。
特にアイデアが湧き出てくるようなタイプの人は、いいアイデアが浮かんでもどんどん流れていってしまいます。
そうなるともったいないので、いつでもメモできる状態にしておきましょう。
・潜在意識を活用する
なんだ、スピリチュアルか…と思われるかもしれません。
が、これは有名なコピーライターの一人であるダン・ケネディも言っていることです。
実際に、僕も寝ているときにビッグアイデアやコピーがひらめくということは何度も経験しています。
行き詰まったら、ひとまず潜在意識に任せてとりあえず寝てみると、夢で答えが見つかったりする、ということが本当にあるんです。
とにかく、もうこれ以上無理というところまで頭を使ってみてください。
そうすると、あるラインを越えたところで突然眠気が襲ってきます。
そこで、さらにそのことを考えながら流れに任せて眠りに落ちる。
もちろん必ず降ってくるとは限りませんが、慣れてくると徐々に感覚がつかめてくるようになるはずです。
ウソのようなホントの話なので、ダマされたと思って一度やってみてください。
あ、枕元にメモの用意を忘れずに。
・書けるところから書く
書けるところから書く、というのは初速をつけるうえでかなり有効なやり方です。
例えば、価格・特典・保証など書きやすい部分から書いていく、というような。
書いているうちに他のパーツのアイデアが浮かんでくるということもありますし、確実に前に進んでいるという実感が得られるので、焦って思考停止状態になってしまうことも防げます。
他にも、その日のライティングを下書きの修正から始める、というのも効果的です。
書き始めが一番エネルギーを必要とするので、そのハードルをなるべく下げることでスムーズにライティングモードに移行することが可能となります。
ライターズブロックを防ぐために有効な方法です。
・タイピングスピードを上げる
「何を当たり前のことを…」と思われるかもしれませんが、実はこれ、かなり重要なんです。
思考スピードにタイピング速度が追いつくと、どんどん文章が書けるようになります。
頭に浮かんだ文章をそのまま瞬時に打ち込む、というような感じです。
タイプミスが少なければ少ないほど、思考が停止せずリズムに乗れるので必然的にライティングもはかどります。
僕はタイピングがそれほど早いわけではありませんが、タイピングが上達したことで文章を書くスピードは確実に上がりました。
まあ、タイピングに関しては地道に練習を積むしかありませんが、一生の財産となるスキルですし、投資に対するリターンも大きいので、もしタイピングに苦手意識があるなら、だまされたと思ってぜひやってみてください。
効果は120%保証します。
練習には、タイピングソフトを使うといいですね。
僕も使っていますが、ゲーム感覚で取り組めて、バシバシ打つのが気持ちよくてスコア履歴も残るのでモチベーションも保ててオススメです。
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まとめ
ということで、文章を早く書くコツについての解説は以上となります。
今回お伝えした内容は、僕自身が実際にやっていて効果を実感しているものばかりなので、ぜひ試してみてください。
少しでも参考になれば幸いです!
ありがとうございました。