コピーライターが無料で仕事を取るのは良い?悪い?


こんにちは、タニーです!

先日、ある中小企業診断士の先生とお話をしていました。
で、少し考えさせられることがあったのでシェアします。
 
僕の現状と、これからいかにして売上げを上げていくかについていただいたアドバイスです。

「あなたは、これまで相当な時間とお金を投資して、今の知識や技術を手に入れたはずです。
 
今度は、それをちゃんと回収していかなければなりません。あなたの頭の中にある情報や持っている技術はすべて大切な商品です。
 
その大切な商品をタダでバラまかないよう気を付けてください。もっとコスト意識を持つことです。
 
そして、サービスの線引きがあいまいにならないように、メニューと価格決めをきちんとする必要があります」

簡単に言うと、このようなものでした。

コピーライターの仕事の取り方でよく言われているのが、「最初は無料でサービスを提供し、納得してもらえたら正式に仕事として発注してもらう」というものです。

以前は、僕もこの方法で仕事を取っていました。

僕はもともとコピーとはまるで関係のない仕事をしていたので、コピーライターとしての仕事をもらえるようなコネもありませんでした。

もちろん実績もなかったので、とにかく最初はひらすら無料で提供して価値を感じてもらい、なんとか成果を上げる、ということを繰り返し、少しずつ仕事につなげていきました。

「無料でやりますよ」だと言いやすいですし、相手としてもリスクはありませんから、「じゃあちょっとお願いしてみようかな」みたいな感じで、割とすんなり仕事が取れます。

ただ、僕の場合はここから長期的なお付き合いにつながるということがなかなか無いです。多分、お互い本気度が低いからだと思います。

無料で仕事を受けたからといって、中途半端なものを製作することはできませんし、そんなものを作っても成果は上がりません。

そもそも、いくら無料だとはいえそんなクオリティのものを納品しちゃったら、その時点で終わりですよね。

なので、製作するときはしっかりとリサーチをして万全の準備をして臨むため、当然それなりの時間もコストもかかるわけです。

FAXDM1枚、それこそアンケート用紙1枚書くにしても、しっかりしたものを製作しようと思うと相応の労力がかかります。

ただ、現実的にはお金が入ってこないと事業として成り立たないので、製作費の出ない可能性のあるものと有料のものとを比べると、どうしても品質に差が生まれてしまうのは事実です。

とはいえ、適当な仕事をしていると思われるのも困るので(!)、僕の名誉のためにもお伝えしておきますが、製作物の品質に差があるといっても、使い物にならないような欠陥商品を提供しているというわけでは決してありません。

できる範囲で最高のものを提供していると自負しています。

では、無料とはいえそれなりのものを提供しているはずなのに、どうして長続きしないんでしょうか?その理由は、先ほど言ったように「お互い本気じゃない」からだと思います。

「お互い本気じゃない」とは、一体どういうことか。

よくあるのが、無料なのでとりあえず返事はしてみたけど、最初から先方さんにそんなにやる気がなかった、というパターンです。

先方さんは、僕が仕事に取りかかる段階でお金を払っているわけではありませんし、成果物が出来上がっても、無料なのでもちろん払う義務もありません。完全にリスクはゼロ、ということです。

人は無料のものには価値を感じないと言われていますが、その理屈からいうと、僕がいくら無料で良い仕事をしたところで、そもそも価値を感じてもらえないということが言えるわけです。

もし「とりあえず作ってもらってみるか、どうせタダだし」という感じのノリだったとしたら、ビジネスパートナーとして続けていくのはまず無理ですよね。

事実、このような状態でどんなに価値を提供しても、相手はそれに価値を感じていないわけで、いくら頑張っても何も起こりません。これこそ、完全なムダです。

しっかり価値を提供し、相手にもそれを感じてもらうことができ、最終的な目標であるビジネスとしての成果につなげていくためには、無料で仕事をするのは好ましいことではない。

プロである以上、ちゃんと仕事の対価をいただかなければなりませんし、そうすることがお互いにとってベストなことだと、今の僕は考えています。

そもそもの話、世の中に無料のものなどありません。無料といっても、何らかのコストはかかっています。

家賃も光熱費も、そして時間というのも立派なコストですよね。

とはいえ、実績もコネもないスタートアップの段階では、やはり無料提供して仕事を獲得していかなければなりません。

なので、無料提供を完全に否定しているわけではありませんし、必要であればそうすべきだとも思っています。時と場合、ケースバイケースですね。

話を戻して、結局この記事で何が言いたかったのかというと、僕たちのようなクリエイティブや成果を提供する仕事は、その辺のコスト意識を絶対に忘れてはならない、ということです。

なぜなら、収入に直結する部分だからです。

コピーライターという仕事は、内容が広範囲で分かりづらいところが多々あります。目に見えない細々とした仕事がたくさんあります。

今回、中小企業診断士の先生とお話をさせていただいて、そのような見えづらいところまできちんとメニューで見える化して価格設定をするのは、とても大事なことなんだと気付きました。

そして、そうやってサービスを明確にしてきちんと価格設定をしておくことは、トラブルの防止にもつながっていくんですね。

あなたの仕事にも当てはまるところがないか、ぜひ一度見直してみてください。メニューにしていないばかりにロスしているところが、まだまだあるかもしれません。

第3者に、客観的に仕事を見てもらうことって大事ですね!


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