1000円カット美容室の違いをリサーチした結果


こんにちは、タニーです。

先日、リサーチのため980円カットへ。

オープン記念で980円から、さらに300円割り引いた680円という驚きの価格。

「680円で髪が切れるの?…」

あまりのディスカウント価格に一抹の不安を覚えながらも、
 
「とはいえ美容院だから。
カッコイイ外人の写真も貼ってあるし、大丈夫でしょ」

髪型をそこそこ気にする僕にとって気に入る髪型になるかならないかは死活問題である。

そんななか、

「よろしくお願いしまぁ~す♪」

と、スタイリストのお兄さんが登場。

「えらく軽い感じのノリだが大丈夫だろうか?…でもここまで来たら、もう彼を信じるしかない!」

そんな僕の不安をよそに、彼は手際よくカットクロスをかけながら、

「今日はどんな感じにしますかぁ?」

「ああ、ちょっと重くなってきたので全体的に軽くしたいなぁと…」

「了解です~!」

前髪、横、後ろの長さを一通り確認したあと、いざカットへ。

…チュイーン

!?

と、いきなりまさかのバリカン登場。

「ふふ、これまでにないパターンじゃないか。面白い…ひとつお手並み拝見といこうか!」

クシでとかすどころか、まだハサミすら入れていないボサボサ状態の髪に、何のためらいもなく、フリーハンドでダイナミックにバリカンを入れる。

サイド、バック、トップ…とにかく流れるようなスピードだ。

おっと、見とれている場合ではない。

コピーライターはリサーチが命。リサーチのために来ているのだから短時間とはいえど、最低限の情報収集は抜かりなく行わなければならない。

  • チラシや広告はしているのか?
  • どんなお客さんが来るのか?
  • 競合店との違いは?

など、あらかじめ考えていた質問をどんどん投げかけていく。

もっと聞きたいことを用意していたが、ほどなくして切った髪が顔面を覆って口を開けなくなり、やむを得ずリサーチ終了。

その後はただ、黙って目をつむり聞こえてくるバリカンとはさみの音にひたすら耳を傾ける。


…ゴォーッ

どれくらい経っただろう。

聞こえてきたドライヤーの音と心地よい温風で、ふと我にかえる。

ひとしきり髪を吹き飛ばし、顔に付いている髪をハケで払われ、そして、ゆっくりと目を開く。

するとそこには…

数分前からはとても想像できない、変わり果てた自分の姿が映っていた。

僕は言葉を失った。

最初に感じたイヤな予感が、あろうことか見事に的中してしまったのだ!

「今、鏡に映っているのは…これは本当に俺なのか?」

目の前が真っ白になった。

信じられなかった。
というか、信じたくなかった。

マジか!?

この髪で人前に出ろというのか?

俺が何か悪いことでもしたのか?

なんてことだ!

しかも、明日はセミナーなのに!

ショックで言葉が出なかった。

そんな大切な時期に、格安美容室をリサーチした自分を恨んでも時すでに遅し。

「どうっすか、大丈夫っすか~?」

サイド、バックに鏡を当てながら彼は誇らしげに僕に問う。

ちょっと甲高い声が、美容室にむなしく響く。

「いや、大丈夫じゃないけど、今さら修正なんて無理でしょ…」

と、心の中でつぶやきながら、しかし返事をする気力もなくただ無言でうなずく僕。

「はい、お疲れ様でした~!」

やたらとテンションの高い声にげんなりしながらレジへ向かう。

「お疲れ様です!本来なら980円なんですけど、今日は特別に680円です!」

うん、それさっき聞いたから…。

そんなことより、あなたはこの髪型を見てどう思うのか?

この髪型でOKなのか?

良く見てほしい、素人でも一目でわかるタイガーカットですよ?

その笑顔、僕の髪型を見て笑ってるんじゃないですよね?

いろいろな思いが渦巻くなか、そそくさと会計を済ませ店を出ようとしたその時、

「あっ、これ保証書です。10日以内なら無料でお直ししますのでお気軽にご来店ください!」

率直に言って、僕には680円で保証を使う勇気はない。

「680円で髪切ってるのに、さらに保証を使うってどんだけ?」って思われそうだから…。

とはいえ、切ったあとにあれこれ注文をつけるのも僕にはできない。

スタイリストさんの気分を害してしまいそうだから。

店に貼ってある外人のポスターを横目に、なるべく人に会わないよう足早に車に乗り込み、今回のリサーチは終了した。

・・・
 

実は最初、息子と一緒にこの店に来る予定だった。

でも、息子は頑なに拒んだ。

「僕は絶対いつもの1000円カット店へ行く」

と譲らなかった息子の選択は、どうやら正しかったようだ。

息子はいつもお世話になっている1000円カット店のサービスに満足しているし、事実それなりに仕上げてくれている。

もちろん、スタイリストさんによる差はあるのだろうが。

僕がこのお店にいくことは、もう二度とないだろう。なぜなら、僕の求めているものとは違ったから。

「カットの品質なんてどこも似たようなもの」

とよく言われるが、とはいえ5分でカットするのと60分でカットするのとでは、やはりそこに大きな品質の違いがあるのは事実。

予約をせず、長時間待たずとも気軽に、しかも低価格でカットできるというメリットを選ぶか。

より時間とコストをかけてでも、自分好みの髪型を手に入れるか。

自分のニーズに合ったお店を選ぶのが、失敗しないために大切なこと。

いくらリサーチといえど、新しい美容室に行くのは結構勇気がいるんですよね!

誰か代わりに行って欲しい笑。

ちなみに、

帰って自分なりに髪型を修正しましたが、実はこんな出来事、今回が初めてじゃないんです。

新しくできた1000円カット店には定期的にリサーチに行きますが、思うような髪型になることは残念ながらほぼありません。

これからもリサーチは続けていくつもりですが、正直もうトラウマになりそうです笑

あ、僕は1000円カットが悪いと言っているのではなく、僕のニーズに合っていないということが伝えたいので、念のため。

それにしても、あの「バリカンダイレクト・ザクザクカット」はすごかった。

クレーターのごとく激しい段差。

明らかなる左右非対称。

ある一部分だけが異様に長く右から左に流すとまるで落武者。

待てよ、これがもし流行を先取りした新しいヘアスタイルだったとしたら…?

そして、それをわずか5分で仕上げたのだとしたら…?

逆に彼は、すごい腕の持ち主だったのかも…?


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